micro:bit を Arduino IDE を使ってプログラミングするための環境を作る方法について説明します。
Arduino IDE をインストールする
- 当サイトの [Arduino]>[Arduino IDE のインストール] に従って Arduino IDE をインストールしてください。手順の中にArduinoをパソコンに接続する箇所がありますが、micro:bitを接続してください。
Arduino IDE を micro:bit用に設定する
- Arduino IDE の [ファイル]>[環境設定]>[追加のボードマネージャのURL] を編集します。Macの場合は [Arduino]>[Preferences] の中にあります。すでに入力済のURLがある場合は、右横のアイコンをクリックすると追加入力できます。
[追加のボードマネージャのURL] に次のURLを追加してください。コピペするときに https から ~json まで完全にコピペしてください。行番号までいっしょにコピペしないでください。
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https://sandeepmistry.github.io/arduino-nRF5/package_nRF5_boards_index.json |
[OK] ボタンを押して閉じてください。
- [ツール]>[ボード]>[ボードマネージャ…] で、”Nordic Semiconductor nRF5 Boards” を検索してインストールします。
「ツールをインストール中…」の表示が数分続きますので待ってください。インストールが終わったら [閉じる] ボタンを押してください。
- 上記のボードマネージャでのインストールはダウンロードするサイズが大きく、ネット環境が悪いと中途半端な状態でインストールが終わってしまう場合があります。そのときは、ダウンロードされたものは次の “sandeepmistry” というフォルダーに保存されているので、”sandeepmistry” をフォルダーごと削除してインストール作業をやり直してください。フォルダーに辿り着く途中の “AppData” は隠しファイルになっていますので File Explorer のオプション設定で隠しファイルを表示するようにしてください。
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C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Arduino15\packages\sandeepmistry |
インストールが不完全だと、プログラムのコンパイル時に上記フォルダの中の何かのファイルが無い (Not found.) というエラーが出ます。そのような場合はインストールのやり直しが必要です。
- [ツール]>[ボード] の中に “Nordic Semiconductor nRF5 Boards” というグループができているはずです。その中の “BBC micro:bit” を選んでください。紛らわしい名前で “BBC micro:bit V2” というのは2020年11月に発売開始された新バージョン用ですので間違えてこれを選ばないでください。
- ここで、micro USB ケーブルで micro:bit をパソコンに接続してみます。Windows の場合はデバイスマネージャを起動してください。デバイスマネージャーは、スタートメニューのアイコンを右クリックすると、メニューの中にあります。
[ポート(COMとLPT)] の下に micro:bit がUSBシリアルデバイスとして認識されているはずです。この画面に表示されているCOM番号(上の例では6)は後で必要になるので覚えておいてください。他にもデバイスが認識されていて、どれが micro:bit かわからない場合は、いったん micro:bit を外してください。消えたデバイスが micro:bit です。確認できたらデバイスマネージャは終了してください。
- Arduino IDE の画面に戻って [ツール]>[シリアルポート] の中に、先ほど確認したCOM番号のポートが存在するはずなので、それを選択してください。Macの場合は “/dev/cu.usbmodem〜” という名前のポートがmicro:bitですのでこれを選択してください。
- [ツール] メニューの下の設定が次のようになっていることを確認してください。なっていなければ、このように設定してください。
・ボードが “BBC microbit” になっていること。
・Softdeviceが “なし ” になっていること。
・シリアルポートが “BBC micro:bit” という文字列を含む正しいポート番号になっていること。ここは “BBC micro:bit V2” と表示されていても問題ありません。
・書込装置が “CMSIS-DAP” になっていること。
以上の設定が終わったら、次は「Lチカ」に進んでください。
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