Arduino IDE 開発環境（M5StickC Plus）

M5StickC Plus が入りました。

開発環境を作っていきますが、Arduino IDE はインストールされていて、Arduino IDE による M5Stack の開発環境の大まかな流れを理解できている前提で進めます。

パソコンとの接続

USB Type-C から Type-A（普通のUSB）への変換ケーブルを使って Windows 10 パソコンに接続。スタートメニューを右クリックしてデバイスマネージャで確認すると、[ほかのデバイス] > [M5stack] となり “黄色！” のマークが付いています。スクリーンショットを取り忘れたのでネットで拾った画像ですが、下のような状態です。

M5Stack の時にインストールした CP210x のドライバで動作するはずなのですが、どうもおかしいです。試行錯誤して解決した手順を下に書いておきます。

FTDIのサイトから Windows 用の VCP Driver をダウンロード。最近の Windows 10 であればたいてい “X64 (64-Bit)” で動くはず。
ダウンロードしたファイルを解凍しておきます。筆者の環境では “CP210x_Universal_Windows_Driver” というフォルダ名でした。
デバイスマネージャで “黄色！” が付いているアイコンを右クリックして [ドライバの更新]
[コンピューターを参照してドライバーを検索]
[コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します]
[ディスク使用] を押して、解凍してあったドライバのフォルダを指定し、その中の silabser.inf というファイルを [開く]、[OK]
念のためここでパソコンを再起動

これで正しく認識され、”ポート(COMとLTP)” の下にCOMポートが現れました。

Mac との接続ではこの様な問題はありませんでした。

USBケーブルは付属していないので別途用意が必要です。パソコン側が Type-C の場合は、Type-Cどうしの接続になりますが、Type-C 対 Type-C のケーブルでは動作しないことがあるとのネット情報がありましたので試行錯誤が必要かもしれません。

ライブラリのインストール

上記の Switch Science のページから辿っていくと記載されていますが、GitHub からライブラリを入手する必要があります。

GitHub の m5stack/M5StickC-Plus にアクセスし、緑色の [Code] ボタンの中にある [Download ZIP] からダウンロードする。解凍する必要はありません。
Arduino IDE の [スケッチ] > [ライブラリをインクルード] > [.ZIP形式のライブラリをインストール…] でダウンロードしたZIPファイルを指定する。
[ファイル] > [スケッチ例] > [M5StickCPlus] が追加されているのが確認できます。

Arduino IDE でプログラムを書き込む

Arduino IDE のメニューから [ファイル] > [スケッチ例] > [M5StickCPlus] > [Basics] > [Display] を選択。メニューの [ツール] 内の設定は以下の通り。

[ボード] は “M5Stick-C” を選択。M5Stack でやったように esp32 のボード定義をインストールしていれば既に入っているはず。
[Upload Speed] はとりあえず 1.5Mbps に設定。もし失敗したら他の設定で試してください。
[シリアルポート] はデバイスマネージャで確認したCOMポートを選択。Mac の場合は /dev/cu.usbserial〜を選択。

右矢印アイコンをクリックすると、Windows 10 からは書き込みできました。[ファイル] > [スケッチ例] > [M5StickCPlus] > [FactoryTest] を書き込めば初期状態に戻ります。

基本的な使い方

調査した情報を書いておきます。

左側側面のボタンを6秒長押しすると電源オフ。同じボタンを2秒長押しで電源オン。
UIFlow、MicroPython の開発環境もあるようです（未確認）

センサや通信機能があるので遊び甲斐があるマイコンです。