Visual Studio Code(VSCode)

プログラミングにはテキストエディタが必須です。使いやすものを見つけてパソコンにインストールしておきましょう。Windowsに標準で入っている「ワードパッド」やビジネス文書用の「Microsoft Word」はプログラミングには使えません。「メモ帳」やMacの「テキストエディット」なら使えますが、お世辞にも便利とは言えません。

「テキストエディタ おすすめ」等と検索するといろいろな候補が出てくると思います。特にこだわりがないのであれば Visual Studio Code(略して VSCode と呼ぶことが多いです)をお勧めします。Windows でも Mac でも無償で使えます。

VSCodeのインストール

VSCode はMicrosoftの製品です。公式ページからダウンロードしてインストールしてください。この記事を書いている時点では https://code.visualstudio.com/download からダウンロードできるようです。

間違えて「Visual Studio」をインストールしないようにしてください。Visual Studio はプログラム開発の統合環境で、テキストエディタとして使うには重すぎます。

VSCodeの初期設定

日本語環境

インストールしたままだとメニューの内容が英語になっているので、これを日本語に変更します。

  1. VSCode を開く
  2. メニューバーから [View] > [Command Palette] と進む
  3. [Configure Display Language] をクリックして “ja” の選択肢が現れたらそれを選択してVSCodeを再起動すれば完了。”ja” が無ければ次へ。
  4. [Configure Display Language] > [Install additional languages] の順にクリック
  5. [Japanese Language Pack for Visual Studio Code] をインストールする
  6. VSCode を再起動する

「余計なお世話」な機能を無効化

Microsoftのアプリにはありがちなことで、VSCodeも高機能なのはよいのですが色々とお節介なことをやらかしてくれます。好みにもよりますが、最初はそのような機能は無効化しておくほうが混乱が少ないです。VSCodeの画面左下の歯車アイコンをクリックして設定画面を表示させてください。設定項目がカテゴリー別に表示されます。

  • [テキストエディター] > [候補] > [Accept Suggestion On Enter]

入力候補を Enter キーで入力してくれるのですが、非常に煩わしい動きをしますので off にしておきましょう。

  • [テキストエディター] > [候補] > [Quick Suggestions]

上記の項目にも関係しますが、入力候補を表示するまでの時間です。筆者は煩わしいと感じたので 10000 つまり10秒に設定しています。

  • [テキストエディター] > [ファイル] > [Hot Exit]

この設定は賛否が分かれるところですが、筆者は off にしています。編集内容を保存するのがとても重要なのはもちろんですが、この設定に頼っていると保存したのかどうか曖昧になってしまうからです。

  • [テキストエディター] > [Unicode Highlight: Non Basic ASCII]

全角文字を四角で囲んで強調表示するという、なんともありがた迷惑な機能です。falseにしておきましょう。

VSCodeの起動

普通のアプリのように VSCode のアイコンをクリックしたり、VSCode に関連付けされたファイルのアイコンをクリックすれば VSCode が起動します。

それ以外にぜひ覚えて欲しいのはターミナルの中から起動する方法です。Windows の PowerShell や WSL の中、または Mac のターミナルの中で code コマンドに続いてファイル名を指定してください。ファイル名は既存のファイルならそのファイルが、存在しないファイル名なら新しいファイルとして VSCode アプリが開きます。

特に Mac には「新しいファイルを作る」機能がありませんので、これはとても便利に使えます。

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