マイコンと言えば組込みシステムに不可欠なものですが、このページでは電子工作やIoTシステムのエッジ・デバイスとして使用することの多いワンボード・マイコンについて紹介します。
Arduino UNO R3
ELEGOO UNO R3 という、Arduino UNO R3 の互換品です。
このページでは Arduino の使い方について説明します。
- Tinkercad で Arduino をシミュレーションする ← まだArduinoを持ってない人はここ
- Arduino IDE のインストール ← Arduinoを持っている人はここから
- Arduino で「Lチカ」
- Arduino の基本
- サーボモータ
- ジョイスティックでサーボモータ
Arduino IDE に慣れた人はこちらの開発環境も知っておいてください。
Arduino UNO R4 Minima
2023年に発表された Arduino UNO の新バージョンです。
- USBコネクタが Type-C に変更されたほか、計算能力も大幅に改善されています。
- WiFiモジュールと、12×8のLEDマトリックスを搭載した別モデル Arduino UNO R4 WiFi も存在します。
- 使い方は Arduino UNO R3 とあまり変わりませんが、Arduino IDE のボードマネージャから “Arduino UNO R4 Boards” をインストールして(ダウンロードに10分ほどかかります)、[ツール] > [ボード] を “Arduino UNO R4 Minima” あるいは “Arduno UNO R4 WiFi” に設定しなければなりません。
- ボード設定の変更と同時にライブラリも更新が必要な場合があります。コンパイル時にエラーが出た場合はライブラリーマネージャで更新されたライブラリーが無いか確認してください。筆者の場合、”Servo.h” でエラーが出たのでサーボモーターのライブラリを更新しました。
micro:bit
micro:bitの概要については次の資料を参考にしてください。なお、micro:bitは何度かハードウエアの変更があり、少なくとも V1・V1.5・V2 の3種類の製品が存在します。それぞれ互換性のない部分もありますので注意してください。
- micro:bitとは (PDF)
Arduino IDE を使った micro:bit のプログラミング演習
実装例
Raspberry Pi Pico W
Raspberry Pi シリーズですがOSを搭載しないので実質的にはワンボードマイコンです。品番末尾が “Pico” と “Pico W” がありますが、W が付いたものは WiFi モジュールを搭載しています。
開発環境は3種類あります。他にもあるかもしれません。
・Thonny(Python:MicroPython & CircuitPython)
・AruduinoIDE(C言語)
・PlatformIO(C言語)
Thonny を使った MicroPython の環境は次のページを参照して下さい。
Raspberry Pi Pico W – Python環境の作成
ESPduino-32
ESPDuino-32(waves ESP32 ESPDuino-32)は Arduino に通信モジュール ESP-WROOM-32 機能を追加したもの、とイメージすればわかりやすいです。
ESP32-DevKitC-32D
マイクロテクニカ販売の ESP32-DevKitC-32D は、ESP-WROOM-32D を搭載した Arduino で、ESPDuino-32 よりも小型のマイコンボードです。
取扱説明書(クリックで大きく表示します)
詳細は下記を参照してください。環境設定は ESPDuino-32 と同じ。Lチカまでは問題なく動作することを確認済です。その他の実装例も試してください。
Maixduino
MaixduinoはK210搭載のAI開発ボードです。2.4インチLCDとカメラモジュールがセットになっています。開発環境はMicroPythonの MaixPy IDE と、Arduino IDE が使えます。
コメント